以前のOSやデバイスへの対応方法

「iOSの教科書」では最新のOS、SDK、デバイスでの開発と動作を前提としています。従いまして、以前のOS、SDK、デバイスでは問題が生じることがあります。

例えば、初代iPhone、iPhone 3G、iPod touch(第1世代と第2世代)は現行のデバイスとはCPUのアーキテクチャが異なっており、最新のSDKで作成したアプリはそのままでは動作しません。また、初代iPhoneとiPod touch(第1世代)はiOS 3.1.3までしかサポートされていないので、iOS 4.0(iPadならiOS 3.2)以降に追加されたクラスやメソッドは利用できません。これも最新のSDKで作成したアプリが動作しないことの一因となります。

ただし、これらの問題に対処することは可能で、その方法を筆者のブログにて解説しています。いくつか設定を追加したり、ソースコードを書き換えることが必要ですが、参考にしていただければ幸いです。

akalogue 「iOS 3.1.3をサポートする方法」

なお、以前のデバイスではiOS 2.xも利用可能でしたが、iOS 2.xは現在のSDKおよびApp Storeではサポートされていません。

また、iPhone 3GSやiPod touch(第3世代)以降でiOS 4.x以降であれば、現在のSDKで作成したアプリはそのまま動作すると思われます。この場合もiOS 5特有の機能を利用しているアプリは、iOS 4では動作しないことになります。

広告

新しいiPad, iOS 5.1, Xcode 4.3.1への対応状況

先日、新しいiPadがAppleから発表されました。「iOSの教科書」の新しいiPadへの対応については、実機を入手次第、検証を実施いたします。

同時に、iOS 5.1とXcode 4.3.1も発表されました。こちらも現在、検証を行っていますが、「iOSの教科書」Xcode 4.3完全対応版の内容を、そのままお使いいただける見込みです。 

なお、以前のバージョンをお持ちの読者の方は、Xcode 4.3完全対応版の電子書籍へ無償でアップデートしていただけます。

デベロッパ・プログラムとApp Store関連の公式日本語資料

Appleの公式日本語資料のうち、デベロッパ・プログラムへ加入やApp Storeでアプリを配布・販売する方法について説明されたドキュメントを紹介します。

Developer Support Center – 概要

FAQ形式で開発の準備、デベロッパ・プログラムへ加入、App Storeでのアプリ配布などの情報がまとめられています。

Developer Support Center – iOSデベロッパプログラム

FAQ形式でiOSのデベロッパ・プログラムに関する情報がまとめられています。メンバーシップ、各種プログラム、開発の概要、ツールとリソースなど。

iOS開発ガイド

アプリを開発するデバイスの準備からApp Storeでアプリを公開するまでの様々な情報が解説されています。開発アセット、アプリ設定、ビルド、デバッグ、チューニング、配布、トラブル・シーティング、FAQなど。

iOS Developer Library

Appleが提供するiOS関連の日本語ドキュメントへのリンクが一覧表としてまとめられています。ドキュメントによってはデベロッパー・アカウントでのログインを求められることがあります。また、英語ドキュメントが更新されている場合がありますので、英語の資料にもあたるようにしてください。

App Storeでの公開に向けた開発

アプリを開発し、App Storeで配布するまでの一連の流れが図表を含めて簡潔に説明されています。このドキュメントで概要を把握し、具体的な手順は以下のドキュメントを参照するのが良いでしょう。

iOS4 スタンダードプログラム ユーザガイド (Portal Guide)

iPhoneなどのデバイスでアプリを実行する方法や、App Storeで配布するアプリを作成する方法が詳しく解説されています。開発用証明書、デバイス登録、アプリケーションID、プロビジョニング・プロファイル、など。

iTunes Connect デベロッパガイド

作成したアプリをApp Storeで配布・販売する場合に必要となるiTune Connect関連の情報がまとめられています。アプリの新規追加、アプリの管理やその情報の編集、契約、税金、銀行、売上などの会計情報、アプリ内購入の管理、App Storeでのプロモーションなど。